​栽培について

当園は「大地と水と種の保全」をコンセプトに、できるだけ環境に対するインパクト(負荷)を軽減し、次世代以降も命の寄る辺となるように、美しい田畑を残していきたいと思います。

​以下のように栽培基準を定めています。ご参照ください。

 農薬・除草剤・肥料は使用しません。

(動物性堆肥、米ぬかやもみ殻、落ち葉などの腐葉土、微生物資材などの有機質も使用しません)

​自然界の天然供給物=太陽と水と土壌により育みます。

​田んぼ

​田んぼには収穫時にコンバインから出る稲わらの残渣のみが入ります。

薄く全体に広げて、よく乾燥させてから鋤き込みます。

(現状は、細かく裁断されたわら残渣をまとめて持ち出す機材がないため鋤き込みますが、過剰にわらが入るとチッ素過多になり易く稲の成育に影響があり、草も生え易い環境になると考えてますので将来的には、土の状態をよく観察しながら必要に応じてわらも持ち出します。)

​畑には基本的に何も投入しませんが、土壌の水持ち・水はけ状態をよく観ながら、必要な場合は麦わらの残渣を枯れたのち鋤き込み、団粒化(水はけ水持ちのよい土質)を即します。

育苗土

苗作りに使用する土は、稲においては稲わらの残渣・畑においては畑作物と草の残渣を使います。

それぞれを別個に野積みにしておき、数年かけて土に還ったものを使用します。

それらで足りない場合は、田んぼの土、畑の土をそれぞれに使います。

(できれば畑の育苗土もそこで出来た作物残渣のみを土に還すのが理想的ですが、それだけでは賄えないため雑草も苗土として活かします。)

田んぼで出来たものは田んぼの土質になり、畑のものは畑の土質になるため、土は土でも違うフィールドのもの同士を混ぜないのが自然だと考えています。また、その方が苗の成育がよいからです。

種は自家採取が基本です。

毎年、種を採り当地の気候、風土に順化してもらう事で成育・品質ともに上がってくると考えています。また、毎年新しい種を播くよりも、その地に適応した命の方が予測のつかないこれからの気象条件の中で淘汰されるリスクが低いと考えてます。

 稲の種籾は、田んぼの土で泥水消毒をし、土着の菌の多様性の中に浸す事によって特定の菌や病気の爆発的な発症を防ぎます。熱湯による消毒は、有用な菌も滅菌してしまうと考えてますので行いません。

                                             野菜種については、F1種についての様々な議論がありますが、遺伝子組み換えとは違い、同種間の交配ですので使用許容範囲とします。問題は、F1であっても交配の仕方が不自然なものだと思いますので、そういった不自然な方法で開発された種子に関しては避けます。

 いずれにせよ固定種・在来種の自家採取種で育った作物は、風味もあり味も育ち方も画一的でなく、同じ種類でもそれぞれ個性があり多様性に富んでいます。可能な限りそういった種子を使用します。販売時に種の種類を明記します。